亀山湖でバス釣り 前編
昨日の富浦キス釣行は願った釣果は得られず、夜の飲み会に全ての鬱憤をぶつけ、2夜連続で飲みまくっていた。結構アルコールも入り、円もたけなわなところで友人が一人帰宅。
それと入れ替わりで到着したのはバス釣りマスターの友人D。
釣りの疲れと連日の飲みで私は早めにダウン。
亀山の情報もまばらなまま亀山湖当日の朝を迎えた。
私が仕入れいた夏の亀山は”虫パターン”で虫系ルアーでバスを誘い出すことをイメージし、サスケの挑戦者張りに日々イメトレに励んでいた。
軽く二日酔いのままiPhoneの目覚ましを止めたのは午前5時。
天気は曇りで釣りをするには絶好の気候だった。
「今日はどんな感じ?」
水とウーロン茶をがぶ飲みしながら友人Dに問いかける。
「すげー減水してるらしいよ」
「ふーん、どのくらい?」
「2mか3mぐらい」
「2mか3mねぇ... 2mか3m!?なにそれ、水ないじゃん!」
「前回とは全然違うフィールドになってるよ」
連日の猛暑と水不足で水門を開けたのか、理由はわからないが大減水しているらしい。所さんもびっくりの脱水具合とのこと。
「しかもねぇ、アオコが大発生中」
「アオコね...アオコってなに!」
「Hey Siri!アオコってなに!」
「すいません。よくわりません。」
焦りすぎて活舌が悪かったのか、Siriは冷た反応を見せた。
友人Dが導き出した攻略パターンはこうだ。
減水+アオコでベイトとなるワカサギが酸欠で表層にきている。
それを狙うバスも表層に上がるので、トップで狙えば行けるとのこと。
なるほど、理にかなっている。
不安と期待のまま亀山湖に突撃した。
到着したのは6時ころ。雲のお陰で少し涼しいくらいの亀山湖は前回とは全く違う表情を見せていた。
友人Dのいう通り亀山湖は大減水。
前回釣りをしていた場所は2m上となり、普段は見せないシェード下の崖があらわになっていた。
亀山湖ってこうなっているのね...
なんてことを思いながら、前回子バスが爆釣だった、子バスの学校を訪問。
が、しかし、アオコのせいで全く水中は見えず、1投しただけでライン、リース、ロッド、ルアーは緑に...
生命感0の亀山湖となっていた。
「えーと表層のワカサギは?」
「いないね」
そう、前日の雨でアオコが水中に溶け込んでいて、ベイト・バスともに活性が駄々下がり。
連休明けのOLぐらいやる気がない湖と化していた。
流れ込み近くのアオコが流されてきれいなポイントを見つけるものの、バスの姿は見えず、前回の鉄板パターンであったスワンプのちょんがけにもノーバイトで激渋となっていた。
どこにいってもアオコだらけ、減水でポイントもわからない、デコる!
そうそうに作戦会議を行い、せっかくの連休を凸で終わらせないため、亀山湖に見切りをつけることにしたのだった...